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講演会のお知らせ!アメリゴ・ヴェスプッチ〜フランコの部屋

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クリストファー・コロンボが何をした歴史人物かをすぐ答えることができても、同時代に生きたアメリゴ・ヴェスプッチの名は聞いたことはあるけど、実際何をしたのかはっきりとは知らない、という方は多いのではないでしょうか?
ちなみに、フィレンツェの空港は、近隣の村で生まれ、フィレンツェで育ったこの探検家に因んで、アメリゴ・ヴェスプッチ空港といいます。

ヨーロッパの大航海時代の幕を切ったこの二人は、ともにイタリア人でスペインやポルトガルで活躍しました。
叩き上げの航海士ともいえるコロンボが「新大陸」に到達したものの、そこをアジアの果てと考えていたのに対し、ヴェスプッチは、数回の航海の後、そこはアジアではなく、第四の大陸であると結論づけた人物です。
興味深いのが、ヴェスプッチ批判というのが16世紀半に起こり、彼の航海記録の真偽は未だに決着がついていないことです。というのも、航海について彼が執筆した書簡というものがほとんど残っておらず、実在するものの多くは写しだからです。
ヴェスプッチの言うように、本当に4度航海の旅に出たのか?
航海は、どのルートをたどったのか?
こういった点がいまも謎のままです。
ヴェスプッチの軌跡を紐解くのは、その時代の香辛料や金、奴隷貿易を目的としたヨーロッパ諸王国の思惑と歴史を紐解くことでもあります。
今年、生誕500年のヴェスプッチ、おなじみフランコ先生と一緒にこのちょっと謎に包まれた人物について探っていきましょう!

開催日時:2012年12月13日(木)18時より
場所:イタリア文化会館ー大阪 11階図書室
入場は無料です。要予約(06−6229−0066まで)

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イタリア語!使ってなんぼ、いえいえ、使って楽しい〜京都外大編

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先日京都外国語大学で行われた、通訳の演習の模様です。
ロマーニ館長がイタリアのコーヒー文化をイタリア語で話し、イタリア語専攻の外大生が日本語に通訳していきます。
いつもの授業とは違って、より実践に近い体験なのでかなり盛り上がったようです。

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やっぱり、学んだことをアウトプットとして出して行くのは、楽しいですよね〜。

ヴィンチェンツォさん〜今年の第19回大阪ヨーロッパ映画祭のイタリア人ゲストです!

秋の恒例、大阪ヨーロッパ映画祭が昨日終わりました。
今年で19回目を迎えた映画祭ですが、毎年多彩なゲストをヨーロッパから招き、ただ映画を見るだけでなく、映画の世界で働く人たちと、映画ファンの交流の場も多いのが特徴です。

さて、去年大好評だった、トリノのメディア関係教育者を迎えての子供のための映画塾。今年ももちろん開催されました。
今回、トリノからやってきたのは、ヴィンッチェンツォさん。トリノの専門学校で教壇にたつベテラン教育者です。
来日は、初めてというヴィンチェンツォさん。大阪滞在は、楽しかったようで、来年も是非来たいと仰ってました。

すっかり寒くなった大阪。ふと、ヴィンチェンツォさんの頭を見ると、
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!!!かわいすぎるじゃないですか!聞けば、お手製で、まだ試作品とのこと。ちなみに、とげとげは、ゴムなので安全です。

角度を変えるとこんな感じ。
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少しはにかみ屋さんで、チャーミングなヴィンチェンツォさんに、また来年もお会いしたいものです!

Vincenzo-san, grazie ne!

「プッチーニに挑む:岡村喬生のオペラ人生」上映会

現在81歳になる岡村喬生氏は、1959年にイタリア政府初の給付音楽留学生としてヨーロッパに渡り、以後かの地でマリオ・デル=モナコ等、世界のスター歌手と肩をならべ20年にわたり活躍した日本が誇るバス歌手の第一人者です。
今回上映するドキュメンタリーは、帰国後もオペラ歌手以外にも多岐にわたる活動を続けてきた彼が、「蝶々夫人」でみられるあからさまな日本文化に対する誤解を解くべく、その脚本に改訂を挑んだ軌跡です。
すでに、大作として確立している作品への挑戦は、容易ではありません。しかも、岡村氏は、改訂版の「蝶々夫人」を2011年にイタリアで開催されたプッチーニ・フェスティバルで披露します。日本人による改訂版は、どのように受け止められるのか? 見ごたえたっぷりのオペラ・ドキュメンタリーです。

参加希望の方は、イタリア文化会館‐大阪までお電話(06-6229-0066)にてお申し込みください
上映前には、お馴染みフランコ先生の作品解説もあります。

             

エスプレッソx唐津焼:日本の陶芸作家がイタリア文化にであったら

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11月10日より京都のココン烏丸にあるAURAで、「エスプレッソ、唐津焼に出逢う」展が始まりました!
イタリア文化や食習慣の代表であるエスプレッソを、佐賀大学ものづくりプロジェクトで研究する陶芸作家さん達が「マイカップ」として飲むことをイメージして作られた作品が展示されています。
イタリアでは、主に白の磁器カップで供されるエスプレッソ。陶器、さらに日本の陶器ということで、イタリア人にとっても興味深い展覧会となっています。

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出来上がった作品は、まさに十人十色。見たことのないようなカップが並びます。

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当館でもすっかりお馴染、インターンシップに来ているリヴィアさん(左)と館長(右)。二人ともローマ出身です。(ちなみに、ローマでは、エスプレッソをガラスのカップに入れて飲む人も結構います。)興味津々で和製エスプレッソカップを見ています。


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オープニングの日は、同じフロアにあるカフェAUX BACCHANALES(オーバカナル)の協力で気に入ったカップでのエスプレッソの試飲もありました。
フレンチスタイルのカフェですが、ご協力いただいたバリスタの高橋さんは、イタリアンコーヒーの認定も実は持っていて、エスプレッソはイタリア人のお墨付きの美味しさ!

展示会は、11月18日まで。また、期間中、ココン烏丸のカフェAUX BACCHANALES(オーバカナル)でランチセットを注文された方は、展示作品の中からお好きなカップでエスプレッソを飲むことができます。










Il mercato italiano a 阪神百貨店

去年に引き続き、今年も阪神百貨店での催し「イタリア市場」にイタリア文化会館が参加します。
郷土料理のお話や、当館講師によるイタリアのカラオケ、子どものためのイタリア語などなど、イベント盛りだくさんです。
イタリア食材やアクセサリーをショッピングがてら、是非イタリア気分を満喫してください!

イベントスケジュールは、こちらからどうぞ。

       

アンツィオの海: ローマからちょっと離れると・・・

オスティアという町の名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
ローマからさほど遠くない海の町で、夏ともなると海水浴客でごったがえすことでも有名です。
アンツィオ(Anzio)はさらに南に下ったところにある海の町ですが、こちらはどちらかというと主に地元の人やイタリア人がよく来るようです。

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海は、地元の人の努力できれいに保たれています。

アンツィオの海岸から少し先にぶらぶら歩いていくと、港があります。
何やら人だかりができています。

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何かと思えば、漁船が着くのを待っている人たち。と言うのも、船が帰ってくると、この通り、箱一杯の魚介類の即売があるのです。

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船が港に戻ってくるごとに、人の群れも移動します。品定めの眼差しは鋭く、真剣でございます・・・

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箱ごとの取引で、だいたい一箱10~15ユーロという値段でした。
ホテルに滞在しているとできない買い物ですが、もし、ローマやローマ近郊で滞在して、お料理できる環境のある人でしたら、是非ぴちぴち新鮮の魚たちをお試しあれ!

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Istituto Italiano di Cultura - Osaka

Author:Istituto Italiano di Cultura - Osaka
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イタリア文化会館は、世界約90カ国に存在するタリア政府機関です。
大阪中之島でイタリア語講座やイタリア文化関連活動を展開しています。

最新講座&イベント情報は、下リンクからどうぞ!

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